携帯とロボの融合発進!
シャープが満を持して来年発売予定の電話機能付きロボット「ロボホン」を発表しました。
出典:livedoorNEWS , Naver
このところ家電では目立ったヒット商品も少なくなりつつある中、シャープがロボットクリエイターである高橋智隆氏と共同開発し異色のコラボ製品「ロボホン」を誕生させました。
シャープといえば主力の亀山ブランドの液晶テレビやプラズマクラスター清浄機で順調な業績を伸ばしましたが、昨今の過当競争により経営危機が囁かれています。
そんな中、迷走しているシャープがロボホンで立て直しをはかれるのか?
ロボの活躍だけでなく企業としての動向もハラハラの展開が注目されるところです。
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ロボホンの特徴
出典:RoBoHoN公式サイト
公式サイトによるとロボホンは一般の携帯機能は最低限備えていて、ロボホン特有の歩行・プロジェクター描写が備わっている点ではないでしょうか。
今までの携帯になかったこれらの機能が普段使いにおいてもきちんと有効活用していけるかまだまだ未知数のところが大きい。
それに加え重量が約400gとiphone等スマホの約2倍近いので、今までのスマホに慣れた感覚だと重く感じてしまいます。
軽量改善するまでこの点はマイナス評価したいところですね。
ロボホンの問題点7つ
この目の付けどころがシャープすぎるとんでもない発表で意表を突かれた方も多いでしょう。
次世代技術であるロボットと携帯が組み合わさることで数々の問題が起きることも出てきます。
そんなロボホンだから起こりうる問題点7つをまとめてみました。
1.勇気
ロボホンを買って最初の試練がズバリ!外で利用する勇気がある?ということです。
根っから新しいものに飛びつくミーハーや携帯マニアにとっては目立ちたい、今までにない使い方を試してみたいという目的では理にかなっているのかもしれません。
今までに無かった携帯なので最初は周囲からジロジロ見られることもありますが、ロボホンを身構えることで茶目っ気アップであなたの第一印象はグッと良くなるでしょう。
2.バッテリー
スマホ使いの方にとって不満ごとの多い一つに電池の持ちが悪いという意見が多い。
ロボホンの場合、携帯の機能に加えロボット部の駆動部やセンサー・おしゃべりなどの機能もあるのでそれだけ電池の消費が多くなるのは言うまでもありません。
外出先でもロボホンへ燃料補給が絶えず必要になってくるので大容量バッテリー持参は必須ですね。
3.複雑
複雑な構造をしていている製品は機能が密接に絡みあうため、どこか一つでも調子が悪くなれば動かなくなるか誤動作することが多いです。
ロボホンはメカニカルな動きも多くあり、故障が起きると普通の携帯修理代金以上に費用がかかったり修理完了までにかなりの日程がかかってしまう可能性があります。
昔の製品に多く見られた単純機能の製品ほど耐久性があり長く使えるのに現在の製品は精密なのでトラブルが起きやすい。
このことはロボホンにも当てはまりそうです。
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4.煩わしさ
テレビリモコンのてんこ盛り機能のように日本の家電メーカーは沢山の機能を付けたがる傾向があります。
ロボホンでも同じように使いこなすためには携帯の機能に加え、ロボットと連動させる機能も余分に覚える必要があり途中で挫折してしまうことも十分考えられる。
長らく使用してもらうためにも製品についてくる分厚いマニュアル要らずの対策が欲しいところです。
5.価格
現在のところロボホンの価格は未定ですが気になるのがいくらになるのか?というところですね。
ロボホンと近いタカラトミーが販売しているRobi.Jrが15000円なので携帯機能に新製品価格を考慮しても現在の平均携帯価格よりも1~2割位の上乗せで収まってほしいところです。
ソフトバンクから発売されているPepperを買うことに比べれば安いので、携帯機能も付いてくるロボットとして割り切ればお買い得といえます。
6.使いやすさ
これは1.勇気に近いかもしれませんが、ロボホンの身長が19.5cmと携帯としてはかなり大きめです。
タブレットサイズに近い高さになるためロボホンがポケットからニョッキリ顔を出してしまいます。
普通の携帯よりも形が特殊なため取り出すのに戸惑ったり精密機器なので、ずり落ちによる落下の衝撃など最新の注意をはらう必要が出てきます。
同様に防水対策も乏しいので隙間から水が混入すると故障しやすいので水対策も必要です。
7.メーカサポート
昨今のシャープの業績不振によりサポート体制がいつまであるのか不透明です。
サポートがあるとしてもガラケーやスマホのようにソフト画面をみながら解決出来るものばかりでなく、ハード部分のトラブルもおこるのでサポートする側も受ける側もやりとりに戸惑ってしまうことは避けられないです。
この点は預かり修理となり完了するまで代理ロボを借りるという方法が一番ベストになるものと思われます。
発売に向けて
シャープによると’16年の前半に発売予定と発表しました。
次期イノベーションであるロボット社会が遅かれ早かれやって来ることは間違いないです。
出典:gooスマホ部
そんな未来を先取りする形でスマホにロボットを組み合わせた新しい試みが斬新かつ新鮮である反面、一発芸的な企画ケータイになる危険性もはらんでいます。
ロボホンには目指している未来が違う方向へ進んでいかないよう、シャープはみんなに愛されるロボとして上記問題点を解決しながら大切に育んでいって欲しい。
私は、以前から、ロボ+携帯であれば防水・防塵必須とシャープさんへも意見しています。
まして精密機械。それと、私はaiboのオーナーでもあります。sonyがaiboのサポートを終了したためaiboユーザーは、故障すれば家族同然(いや家族)のスイッチをoffにせざる負えない状況です。ソフトバンクのペッパーくんの将来も不安があります。
人は新しいもに興味をもちます。ただ、購入して生活の一部となった友が何年か後に動けなくなった場合に、販売元が経営状況で、それも上席経営者の一言でサポート終了されたら、一般ユーザーはその企業の製品サポートに疑念を持つでしょう。企業が存在しての、各製品のサポートであることは、その通りですが、家族の一員とみなせる製品についての将来のありかたについては、企業内での真剣な方向性を決定しておく必要があると感じます。購入希望者に最初に何年後はサポート外との文言を提示するのは、企業リスクでは無く、良心だと思います。纏めとして、シャープさんは今後某企業の支援を受けて、どのような経営をするのか不透明ですが、「ロボホンほしいかも宣言」を現在行っている以上は、ロボホンを購入してもらった責任が、購入者の心の問題も含め発生することを知って
いただきたい。出来ないことは早めに撤回するべき・・・・経営環境が当然変わるでしょうから! いい変えれば、他優良企業が同じこと以上を目指すでしょう。
頑張ってください。 hn1101